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高電圧研究室(植原研究室)

カテゴリ : 
研究室紹介
執筆 : 
eei_admin 2012-2-28 0:57

 発電所で発生した電気を工場、学校、病院、家庭等に送る方法には、2つの方法があります。 一つは、空気中に電線を張り巡らせて送る方法です。もう一つは、地中に電線を張り巡らせて送る方法です。


金属のような電気が流れやすい物質は、その周りを電気が流れにくい物質(絶縁物)で覆ってあげないと、電気が拡散してしまって送ることができません。前者の送電の仕方では空気が、後者ではプラスチック(高分子材料)がその役割を果たしています。


本研究室では、気体・液体・固体を問わず、電気が流れにくい物質(絶縁物)に高電圧を印加したときにどのような現象が起こるのかについて研究しています。


本研究室では、主に以下の研究テーマを研究しています。
(1)    電気トリー(送電用電力ケーブルで発生する現象)
(2)    水トリー(配電用電力ケーブルで発生する現象)
(3)    複合界面現象(電力ケーブルの接続部で発生する現象)
(4)    イオンマイグレーション(プリント配線板等の非常に短い電極間隔(μmやnm)で起こる現象)
(5)    電気二重層キャパシタ(従来のキャパシタよりも革新的に大容量のキャパシタ)


上記の(1)と(3)の実験に関しては、図1の実験設備を使用します。交流電圧及び直流電圧は100kV、雷インパルス電圧では、500kVが印加できる装置です。
 

   
(a) 高電圧発生装置   (b) 操作盤
図1 高電圧発生装置と操作盤

 

 また、(2)の水トリーの研究は、民間企業との共同研究をしており、最先端の研究に触れることができます。さらに、(5)の電気二重層キャパシタは、現在新しいエネルギー貯蔵システムの一つとして注目されており、応用分野(例えば、自動車の蓄電デバイス等)が大きく広がっているので今後が楽しみな研究です。
 

 現在は、大学院生2名、学部生7名、研究員2名の体制ですが、大学院生を増やしたいと考えており、大学院進学を歓迎致します。また、産業界からの求人も多いので学部で卒業する学生でも、鉄道会社、電気設備会社、電気工事会社等への就職を考えている学生は、一度本研究室を考慮に入れてみて下さい(本研究室の先輩達の就職先を知りたい場合には研究室のホームページをご覧下さい)。
 

 毎年9月に電気主任技術者の試験がありますが、電気主任技術者試験用の問題集(理論、電力、機械、法規)も研究室に揃っておりますので活用して下さい。
 

 元気で明るく、活力に溢れている学生をお待ちしております。

 

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