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 こんにちは.本学を卒業した川口 港(かわぐち みなと)と申します.私は2008年3月に本学大学院博士前期課程を修了し,その後早稲田大学大学院に進学致しました.その博士後期課程も今年度に無事修了し,博士(人間科学)という学位を得ることができました.ここでは卒業研究前後にまで遡り,そこから現在に至るまでの経緯を簡単に述べさせて頂きたいと思います.

 

博士の横顔

 

 私は卒業研究着手に当たり,簑研究室への配属を希望しました.当時は一期生であったためほとんどゼロからのスタートでしたが,プログラミングに興味がありかつ外国の文化にも興味があった自分にとっては,むしろ楽しく過ごすことができ,諸々のスキルの向上にもつながっていたのではないかと思います.そうしたこともあって,研究を継続したい思いから大学院への進学に至りました.そこでは国内外の学会にも参加する機会を頂き,特に国際会議で海外各地に行けたことは,とても忘れ難い経験となっております.

 本学博士前期課程を修了してから,一般入試を経て早稲田大学院人間科学研究科に進学しました.工学部がものづくりを 研究の主軸に置いているのに対し,人間科学部ではより人間に対する興味・関心を重視しており,人間を対象とした心理学的実験が盛んな印象がありました.私は感覚情報処理を専門にしておられる百瀬桂子准教授の指導を仰ぎながら研究生活を送ることとなりました.卒業研究より神経細胞に関することを研究テーマとしていたので,支障なくむしろ視野を広げることができました.またこれに平行して,人間科学部には通信課程が設置されておりその教務をサポートする業務に従事し,現在に至っております.社会人学生が多く,彼らがどのような意志をもって学ぼうとしているのかを垣間見ることができ,とても良い刺激であったと思います.

 そうしたことを踏まえた上で振り返ってみると,研究というのは過去を知り,過去の問題点を見つけて解決策を見出し,その新しさによって未来へとつなげていくということであり,それには「言葉」がとても重要な地位を占めているのだと実感しております.つまり文献を読み,論文を書き,発表するといったことは言葉を上手く使う必要があって,私にも少しだけそのような力を身につけられたのではないかと思います.一方でおそらくこのような「研究」志向は先行きの不透明な現代にこそ要求されているにも関わらず,社会人になってから学ぶことは難しいことなのかもしれません.それ故学生の皆様におかれましては,前向きに,ひたむきな姿勢をもって学生生活に臨んで頂ければと思います.


 大隈重信銅像前にて

 

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