研究室紹介―バイオモデリング研究室(指導教員:簑 弘幸)

投稿日時 2015-12-19 14 | カテゴリ: 健康・スポーツ計測コース トピックス

 

 

 

   本研究室では、「生体医工学」「人間情報科学」という分野での研究を行っています。と言われても、我々人間をはじめとする生物と情報処理が密接に関係しているとは、にわかには信じ難いと思います。

   しかしながら、我々の日常生活に照らしあわせて考えてみると、音の大小、高低を聞き分けて音楽を楽しんでいるのも人間ですし、光の強弱、色の種類を見分けて映像を楽しんでいるのも人間です。事実、我々人間には、音や映像など様々な情報の理解において、必要な特徴量を都合よく抽出する高度な情報処理能力が備わっているのです。

 

 

 

 

   この様な感覚・認知、記憶・学習などの情報処理機能は、人間の脳内に数100億個-1000億個存在するともいわれているニューロン(神経細胞)の複雑な結合によってつくりだされることが近年の研究で分りはじめています。

   本研究室では、生物の神経がつくりだす高度な情報処理機能を理解し、それらを生物物理学的モデルや数理モデルで表現することが主な課題です。更にそれらのモデルを、人工内耳や人工視覚などの神経線維に電気的な刺激を与える医療機器のデザインに応用することなども課題としています。

 

 






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